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第2回 社会保険労務士試験の難しさを知る!
福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント
社会保険労務士 おおぎ事務所の大城(おおぎ)です。
2003年4月頃から、法律なんか勉強したこともない私が独学で試験勉強をはじめました。当初、「マークシートのみ。記述はないので取り組みやすい試験だわ。」と思っていました。テキストは、一冊本で市販書の
「うかるぞ社労士」(秋保雅男著)と過去問題集を買って、早速、GW前から、テキストを読み始めました。
最初は、労働基準法です。名前くらいは聞いたことがありましたが、読んでみると、中身はさっぱり。チンプンカンプン。「何だ!こりゃ!まったくわからん。」法律の条文・用語・意味等々?でした。
労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法・・・
と読み進めていくうちに、労災法を読む頃には、労基法の中身をすっかり忘れているのです。私は、記憶力には多少の自信があったのですが、その自信は、木っ端微塵にくだかれてしまいました。
そうなんです。受験生なら、わかって頂けると思いますが、試験範囲がものすごく広いのです。試験は、5肢から正誤を判断する択一式&5問の選択式です。どれか一つでも基準点に達しないと、” the END!”なのです。それに、法改正や労働・社会の一般常識からも出題されますので、実は、ほんとうに手強い難関国家試験だったんです。
最初のチャレンジは、第36回試験です。私は、福岡で受験しましたので、試験会場は九州産業大学でした。テキストと問題集を1回転程度の準備でしたので、まったく反応できずに試験終了!
結果は散々でした。択一は、21点。選択も話にならないほどダメでした。それから、翌年の第37回試験を目指し、「やっぱり!過去問にしっかり取り組もう」と思い、会社から帰宅後2時間程度、うとうと眠りながらも1年間頑張って勉強しました。でも結果は不合格!。択一は、30点にあがりましたが選択が複数科目、基準点の3点がとれません。もう、ボロボロでした。
「あれだけ勉強したのになぁ」、家族の厳しい視線!やる気もなくなり、ヤッパリ自分には無理なんだゎ。やはり、向いていないのだろうか。悶々として、それから1年間はまったく勉強しませんでした。当然、第38回試験は、パスしました。
いつも、朝早く起きて会社にいき、ほとんど変わらない仕事をして夜遅く帰宅する毎日です。生活費、家のローンや子供の教育費、介護している母の費用も必要です。ごく当り前と思っていました。でも、自分の人生の中で、自分が成長している実感や充実感のない空しい日々を送っているような感じがしてました。1年経過後、自分は2年前に、なぜ社労士を目指したのだろうか? 年金の知識を知りたい。知らない人が損をしないように教えてあげられるようになろう! と思ったからではなかったのか。あきらめていいのか!・・・もう一度、頑張って勉強することにしました。
長い長いトンネルの暗闇から抜け出すのに、それから、合格まで6年の歳月を要するとは思いもよらないことでした。ここから、本当の苦しみが待っていました。起望の光さえ見えない、苦しくてつらい日々が続くなんて・・・当時は想像もできなかったのです。(3月掲載に続く)
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