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代表雑感～※代表による労務・年金・起業に関する雑感です～

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第13回　開業前の実績づくりの中で努力したこと！　

福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント

社会保険労務士おおぎ事務所の大城(おおぎ）です。

　福岡の糸島で、働き方・生き方に悩む人達をサポートする労務・年金・キャリア・起業支援の専門家である社会保険労務士として、格闘する日々を過ごしております。

　私の開業に向けたお話を綴ってきましたが、とにかく、金なし、営業経験なし、知名度なしの無い無いづくしです。開業前に支援させて頂く事業所をまず１件見つけよう！と思いました。ちょうど、昨年５月の連休中の出来事でした。奥田先生の開業塾の助成金の講義を聴いた後に、とある事業所の社長さんからお電話を頂きました。「助成金を申請したい！・・ついては、詳細について調べてくれ。」という依頼でした。

　すぐに、アポイントを取り、その事業所へ伺いました。応接室にとおされ、ご挨拶をして経緯を聴きましたが、私のことをどこで知ったのだろう？

その事業所は、私の妻が利用していたフィットネスの事業所でした。お話の中で、妻が主人は労務士ということを、伝えてくれていたらしく、その事を覚えてくださっていたのが、声を掛けて頂いた理由でした。ご縁とは不思議なものです。本当に驚きでした。

　依頼された仕事の内容は、助成金の申請手続きについてでしたが、労働局へ行き、詳細を確認して、あらためて報告に伺いました。やらせて頂くのでしたら、費用は、着手金２％、成功報酬15%等の条件を伝え、お客様も了解されましたが・・・「実はスポットではお受けしておりません。せっかくのご縁ですし、お客様のことをもっと詳しく知りたいと思います。末永くお付き合いをしながら支援させて頂きたいと思います。」と、お断りしました。

　お断りした理由は、守秘義務もあり企業秘密です。ここでは詳細は書けません。ただ一つ言える事は、お客様を本気で支援させて頂きたいという気持ちからです。目先の仕事を受けてしまい、それだけで終わってしまうのではダメだと思いました。他の社労士なら受けるだろう。しかし、自分は違う！自分なら、この事業所の業績向上のお役に立てる！それだけの経験や力、自信がある。今は、小さな損をしても、大きく德をするのだ！との、信念からでした。

　結果的に状況が変わり、この助成金の申請は、実行されることはありませんでしたが、その社長さんとのお付き合いは、ずっと続いています。今では私の支援先の一つとなり、様々な不安に寄り添っています。HPを更新したいと言えば、ITの専門家を連れていきます。行政に対して陳情があれば、市会議員にアポを取り一緒に行きます。集客の伸び悩みに対しては、ヨガの講師等も紹介してサービスメニューの見直し等の支援をしています。会員数も伸びています。もちろん、労務関連のサービス・情報提供も欠かしません。私の保有するリソース・ノウハウ等はすべて投入し、全力で支えています。

　信用はお金では買えません。他の社労士はここまではやらないと思います。私は他の社労士とは違います。お客様のために尽くし評価されて、はじめて頂戴できるものがあります。それは心からの感謝の気持ちです。私が一番大切にしているものです。

　次号からは、開業直後のことについてお話をしたいと思います。（2014年２月号に続く・・・）

※今月号もお読み頂き、ありがとうございます。

　今、悩んでいる事・不安な事など、また、ご感想・ご意見などが

　ございましたら、以下よりお願いいたします。