代表雑感～※代表による労務・年金・起業に関する雑感です～

福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント

社会保険労務士 おおぎ事務所の大城（おおぎ）です。

　福岡の糸島で、働き方・生き方に悩む人達をサポートする労務・年金・キャリア支援の専門家である社会保険労務士として活動する日々を過ごしております。

　桜の花も満開の４月になりました。新年度が始まりました。新しい出会い・環境・なぜかワクワクしますね。

今回は、開業社労士にとって必要なこと！についてお話したいと思います。

　開業社労士に限らず、どのお仕事も其々大変さに変わりはないと思いますが、

社労士は、顧問先企業の一員としてその企業の総務機能を代行する様々な役割や「人」に関わる諸施策について、助言・指導するなど、経営に関与することも多くなります。特に、ほとんどのお客様は中小企業になりますから、心して覚悟して

支援にあたらなければなりません。社労士としての責任と共に品格・理念も問われていると感じます。働くルールなどの法律は、守り、いかし、幸せになるためのものす。開業社労士にとって、必要なことの一つは「お客様を命がけで守る覚悟」です。決して儲けるための仕事ではないということです。もちろん、相応の報酬は必要です。でも、その中身が問われていると思います。なぜ、お客様は他に経験豊富なたくさんの社労士がいるのにも関わらず、なぜ、自分に支援を求めているのか？をよく考えておくことが大切です。

　二つめは、「自己研鑽」です。社労士は、商品を売り買いする商売ではありませんから、仕入れそのもは発生しません。しかしながら、日々「仕入れ」が必要なのです。仕入れとは、社労士としての専門知識はもちろんのこと、社会状況の推移、地域の出来事などを知っておくこと、自分の魅力づくりなど様々なものをいいます。関係するセミナーにいったり、書籍を購入したり、人に会ったりして必要な情報を収集し頭の中に整理・INPUTして、いざという時にOUTPUTして仕事にいかせるようにするための準備です。また、社労士には、お客様からの依頼に応ずる義務がありますが、信頼に足るお客様か否かを的確に見極める責任もあると思います。これは、特に重要です。

　三つめは、「周囲との関係づくり」です。どんなに経験や知識が豊富でも、この人に仕事をお願いしたい！と思って貰えなければ、専門家としての存在意味がありません。結局お客様のために、自分の経験や知識をいかせないことになります。まわりに働きかけをしなければ、変化は起きませんし、問題に気づくこともないと思います。出会えた人に覚えて貰い、そのご縁を大切にすることです。私はいろんな皆様に「仕事は、人からやってきます！」と申し上げています。他の人とはちょっと違う特別の関係づくりを意識し行動すること、が成功の秘訣だと実感します。

　最後は、「社労士として生きる信念」です。惑い迷わないことが大事なことだと思います。開業して所属する社労士会に入ると、先輩社労士から様々なアドバイスを貰いますが参考程度に留めておくことです。答えは決して一つではありません。社労士のいかし方は人それぞれですから。いわゆる行列に並ぶことに一生懸命にならず、自分の足元に必ずある灯りに目を向けましょう！弱みは売りになりますし、得意なこと・強みの活かし方は必ずあると思います。経験年数だけなら、長くやっている人が有利ですが社会が変化する中、既存の知識・手法は陳腐化していきます。誰にでもやり方・工夫次第でチャンスがあると感じます。あなたの「人が言う今の心！」こそ、信念です。自分の道を築きながら・歩み・目的地に到達する！

さぁ～ ご一緒に頑張ってまいりましょう！

　次号(2015年５月号)では、開業社労士になって困ったこと！をお話します。このコラムは、社労士・キャリアコンサルタントである、代表が働き方・生き方に悩む皆様の参考になる労務・年金・起業などに関する雑感について連載しております。）