代表雑感～※代表による労務・年金・起業に関する雑感です～

福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント

社会保険労務士 おおぎ事務所の大城（おおぎ）です。

　福岡の糸島で、働き方・生き方に悩む人達をサポートする労務・年金・キャリア支援の専門家である社会保険労務士として活動する日々を過ごしております。

　もうそろそろ梅雨の季節ですね。6月になりました。

６月後半からの時期は、労働保険の年度更新・社会保険の算定基礎届け等の事務手続きが行われます。先日から、開業塾OBの仲間と研修旅行に参加し、いろんな体験談を伺い議論をしてきました。そこで今回は、開業社労士になって悩んだこと！について話してみたいと思います。

　社労士試験に合格し、事務指定講習を経て開業登録し、開業社労士になり、活動を続けております。試験に受かるのも地獄、開業してやっていくのも地獄と言われるけど、どうなのかなぁ？どんなことでもそうですが実際には、やってみないと体験しないとわからないのです。よく「同業者は、ライバルだ！」といいます。確かにそのとおりかも知れませんが、私には、そもそも、ライバルなど存在しないのです。切磋琢磨し支えとなるたくさんの社労士仲間はおりますが、実際にお会いしてみてライバルだと思った人はひとりもおりません。社労士そのものや考え方・捉え方・価値観、各々の置かれた環境等全く異なるからです。違って当たり前です。

　むしろ私が一番悩んだことは、自分の生かし方です。必要として貰うためにどこに行って誰に出会い、私のことをどうやって知ってもらい、どのようにサポートすれば、どれくらい喜んで貰えるのか？です。恐らく、開業されて３年以内の皆様の悩みとも共通すると思いますが、顧客との出会いの場をいかに、広げていくかです。何もしなければ、出会うこともなく自分の存在も知られることなく、環境変化さえ起きないはずです。期待したことが起きなくても自ら働き掛け続けていく信念が必要だと感じます。努力+時間+α　積み重ねが結果です。αは魅力でしょうか。

　また、経験したことがないために、不安を感じるのなら経験すればいいのです。初めから経験豊富な専門家など存在しません。例え、10年・20年、２代目・３代目の社労士事務所だったとしても、知らないことは多いのです。どんな時でもいつも見てやろう！知ってやろう！聴いてやろう！やってやろう！の精神です。せっかく社労士になれたのですから、死ぬまで勉強できることは幸せなことなのですから。自らの不安・不満・不便こそ、本当は自らを高めるチャンス！ではないでしょうか。実は、最大のライバルは、自分自身だと思います。

　開業実践で得た様々な経験から、社労士として起業される方々がもっとこうしたら良かったのでは？etc、実際に痛感することも多いです。必要される皆様には惜しみなく経験やノウハウを伝えますし、情報を提供しています。開業３年以内の皆様を対象とした事業者との出合いの場をつくっていかなければダメだし、社労士実務の基本を修得するアカデミーの場も必要だし、事業者の経営支援に関わる多様なサービスの提供者として社労士の価値を高めないといけないし、もっと他の士業の皆様や関係団体との連携も増やしていかないといけないし・・・。志を同じくする仲間の皆様と力を合わせ、力を尽くしていきたいと思っております。それが私の使命の一つだからです。皆様、ご心配なこと・悩んでいることがありましたら、お一人で抱え込まずに遠慮なくおっしゃってくださいませ~♪

　さぁ~、今からご一緒にがんばっていきましょう！　￥(^^)/

　次号(2015年７月号)では、開業社労士になって嬉しかったこと！をお話します。このコラムは、社労士・キャリアコンサルタントである、代表が働き方・生き方に悩む皆様の参考になる労務・年金・起業などに関する雑感について連載しております。）