代表雑感～※代表による労務・年金・起業に関する雑感です～

福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント

社会保険労務士 おおぎ事務所の大城（おおぎ）です。

　福岡の糸島で、働き方・生き方に悩む人達をサポートする労務・年金・キャリア支援の専門家である社会保険労務士として活動する日々を過ごしております。

　もう師走です。今年も残り一月を切りましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか？本当に時間が経つのは早いですね。先月から毎年恒例の県内企業の訪問活動が始まり、国立大学法人様の相談業務に携わりながら、地域の行政委員等、地域活性化に向けた事業計画書・企画書づくり・作業管理士試験などの対応で、日々忙しくさせて頂いております。

　さて、今月は「社労士の事業計画の立て方！」について、お話します。

大企業や中小企業、私達のような個人事業であっても、事業計画を立てることの重要性については誰しもわかっていることだと思います。それでも、何をどうやって計画していけばよいのかなど、迷うこともあると思います。そこで、少し考えてみましょう。皆様がコンビニなどで手に取っている様々な商品がありますが、何気なく手に取り購入しているように感じますがいかがでしょうか。自分で選択して商品を買っている！と思っていますよね。でも、少し違うのです。どのような購入者が何を買っているのか・求めているのか！等について、あらかじめ立てられたマーケット戦略をもとに、商品やサービスが誕生しているのです。これを「マーケット・イン」といいます。

　私達の社会生活環境は日々変化しています。一人一人のニーズも多様化しています。皆様のお宅にある冷蔵庫の中に、ドレッシングは何本ありますか？一本を使いきってから購入していますか？スーパーで買う牛乳は、どんな商品を手に取っていますか？その時に何を感じますか？お客様が知りたいことは何か。求めていることは何だろう？その裏付けとなる根拠は・・・。つまり、私達が毎日何気なく買っている商品やサービスも実は、気づかないけど「手に取らされている！買わされている！」というのが実際です。企業の事業戦略に基づいた計画によるものなのです。

　従って事業計画を立てるときは、お客様がうちの商品やサービスを選んだ理由や選ばせる説得力が必要です。売れるスートリーのポイントは、①応援したくなる純粋な想い、②お客様のきっかけになるような過去の記憶　③商品やサービスにかける情熱　の３つで共感に繋げます。次に、④具体的な経験・数字の２つで納得を得ます。事業計画なしに事業活動を進めていくことは危険です。設計図をつくらずにモノづくりをすることと同じだからです。だからこそ、「人に会い、何を求めているのかを自分で感じること」が必要なのです。時代と共に環境も変化しています。当然ながら、法律も改正されていきます。自分で変えられることや自分で変えられないことを、しっかり分析した上で、お客様が求めていることを踏まえて、事業計画を立てることが重要です。商品づくりやサービスづくりを先にやることは得策とは言えません。商品やサービスをづくりに力を注いでも売ることができなければ、売り先の販路が開拓できなければ苦戦するからです。事業計画を立てる際には、今まで述べてきたことも参考にされてみてはいかがでしょうか。私達の身の回りには、いろんなヒントがあります。気が付いていないのはもったいないですね。

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず！」です。

　さぁ~、これからも、ご一緒にがんばっていきましょう！　￥(^^)/

　次号(2016年1月号)では「お客様に対する社労士の魅せ方！」についてお話します。このコラムは、社労士・キャリアコンサルタントである、代表が働き方・生き方に悩む皆様の参考になる労務・年金・起業などに関する雑感について連載しております。）