代表雑感～※代表による労務・年金・起業に関する雑感です～

福岡・糸島の社会保険労務士・キャリアコンサルタント

社会保険労務士 おおぎ事務所の大城（おおぎ）です。

　福岡の糸島で、働き方・生き方に悩む人達をサポートする労務・年金・キャリア支援の専門家である社会保険労務士として活動する日々を過ごしております。

　２月に入りました。このところの大雪や気温が氷点下なるなど、寒暖が厳しい日々となっておりますが皆様、いかがお過ごしでしょうか？春は、もうすぐですね！

今月も、健康に留意しながら、皆様と共にしっかりとがんばってまいります。

　さて、今月は「社労士に求められる大切なこと！」について、お話します。

私達「社労士」は、働く人に関わるプロです。専門知識をいかし常に人と接し考え様々なサービスを提供し、お客様の課題解決のために役に立つことで、報酬を得ています。人と関わる仕事ですから、結果として支援する経営者や従業員の皆様の幸せに繋がることが大切です。私は、よく就職相談を受ける学生に対して「志望企業の商品やサービスを知ること」を説きます。魅力のある商品やサービスは、人に心地よさを与え、人を幸せにします。つまり、人は所属する企業などの商品・サービスづくりに携わることで、生計をたてながら社会貢献を行っているのです。

　世の中には、ブラック企業、ブラックバイトetc　ルールから逸脱した組織が存在するのも現実です。しかしながら、働くルールを無視した企業で働く従業員が果たして幸せといえるでしょうか。グローバル化や技術革新など企業を取り巻く環境は厳しく生きのこりを掛けて他社との競争に勝たねばならないのだから、働くルール・・・そんな悠長なことは言ってられないよ！もし、そのような考えを持たれている経営者がいる企業経営の未来は、危ういと言わざるを得ません。

　役に立たない従業員の代わりは、いくらでもいる！さっさと辞めてもらうほうがいい！人の出入りの激しい企業では、商品・サービスの魅力を維持し伝える力が低下していきます。役に立たないとされている従業員を採用したのは、その企業そのものなんです。従業員の能力を十分に引き出せない、もしくは、その能力を引き出す努力が足りない企業側に責任があります。従業員に問題があるのなら、それを変えられないのは何故なのか？社内の制度・しくみを含め根本的に見直すべきです。

　私達、社労士は、労務管理をとおして主に中小企業を支え援ける役割を担っています。私が考える社労士にとって求められる大切なものとは、「常に人の幸せを考える！」です。企業の利益のためになるのなら、そこで働く人が多少不幸になってもかまわないと言った考え方は、断じて容認できません。企業にとっても真の利益にはなりません。従業員が幸せを感じられる企業は、従業員から愛され感謝されます。愛と感謝の気持ちを持つ従業員が創り出す、商品やサービスにこそ、付加価値が生まれると思います。

　人は物ではありません。心をもっています。人材の確保が困難になるこれからの時代に、人の強みを引き出し、いかせない企業に未来はないと思います。だからこそ、「ひとのプロ」である、社労士が求められているのです。どうやって従業員の強みを引き出せばいいのか、どうやればいかせるのか、それをどうやって売上増につなげるのかetc、労働・社会保険などの諸法令に基づく専門知識やスキルもいかしながら、ぞれぞれの専門家と連携して、支援を求める経営者や働く皆様の幸せに繋げることが社労士としての使命であると考えます。

　さぁ~、これからもご一緒に頑張っていきましょう！　

　このコラムをお読み頂き、ありがとうございます！

　今後とも宜しくお願い申し上げます。￥(^^)/

　次号(2016年3月号)では「社労士の自己研鑽について考える！」についてお話します。このコラムは、社労士・キャリアコンサルタントである、代表が働き方・生き方に悩む皆様の参考になる労務・年金・起業などに関する雑感について連載しております。）